懐かしいLupoと新しい日傘
11時ごろから商店街へ買物に行って
帰りにLupoを見かけました。
10年くらい前に販売していた小型車です。
今は、日本での販売で一番小さい車種をPoloとしていて
Lupoは販売していないと聞いています。
10年近く前に一度、試乗したことがあるのですが
ドアの開け閉めの音は当時のGOLFにも負けない
いかにも頑丈なドイツ車で、リアシートも
当時のファミリータイプの国産車に比べると
とても良かった。サイドミラーは手動でしたが
いつか、自分の車を持つなら
絶対にこれがいいと思ってました。
時間は流れて、今は、
万が一、どうしても車が必要な事態になったら
国産の軽自動車と決めています。
いわゆるワーキングプアの年収といわれる
300万円という数字に
もう10年以上、私は遠く及びません。
社会での自分の価値を思い知るには十分な時間です。
その結果、ランニングコストを考えると
一生車を持たずに済むなら、その分
少しでも人間らしい生活を
少しでも長く続けられるのではないかというのが
現実的な推測です。
それもかなり甘いものではありますが。
数年間使っていた日傘がとうとうこわれたので
今日、新しく購入しました。
商店街にあるクロスギャラリーさんです。
http://www.azabujuban.or.jp/shop/fashion/329/
UV加工の傘は何種類かあって
私は黒の折り畳み晴雨兼用が希望。
1つは1000円+税で少し大きめの折り畳み、
もう1つ、レジのところに500円+税の
やや小さめのものがありました。
よく見ると、おそらく
こわれた傘と同じ種類です。
私は迷わず後者を購入しました。
ここで前者を選択するか後者を選択するか
はたまた色は黒ではないものを希望するか
電車に乗って、種類が豊富なデパートなどへ
出かけて行くか
人によってさまざまだと思います。
ただ、私は黒い折り畳み晴雨兼用の
500円+税という商品を選択しました。
この行動には、私という人間が、
生活自体が、とてもよく現れています。
ほんとうに嫌になるくらい。
今でもLupoがいいな、やっぱりかわいい。
日傘は自由が丘の傘専門店へ行って
値段に関係なく良いものを選びたいな。
これらの気持ちはもはや、自分でも意識することなく
最初から私は感じなかった、
無かったものとするのが
今、自分にできる唯一の正しい選択肢です。
でも、考えてみたら、小さいころと
全然変わってないな。
無かったことにするっていうのを
長年やってきたおかげで、今もできるのだとすれば
結果として、とっても良かったのかもしれません。
模様替えした部屋ですが、まだ慣れないけれど
居心地は悪くありません。
あと1ヵ月もすると
自然に合理的な動きができるようになると
思います。
昨今、昔に比べて自分の順応性が
低くなったと思うことが多いのですが
まだ少しは大丈夫な面もあるようです。
今夜は早めに寝ます。
おやすみなさい。